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そこには セイメイの カオりが タちコめていた
そう フシゼンなくらいに セイのニオイしか していない
目を開けると、そこには緑豊かな自然があった。
植物は生い茂り、鳥は歌い、獣は自由を歓喜している。
その植物の葉のような若草色をした髪と瞳を持つその少年は眉を顰める。
その少年の褐色の肌に触る風の負の感情の無さに、その少年のいた元の世界との違いを感じ
その表情には喜びと、元の世界で受けた悲しみを表したような、そんな顔をしている。
その少年は、頭上を飛ぶ一羽のフクロウへと目をやる。
そのフクロウは、この世界へと降り立ったものに一羽だけ授けられる、唯一無二の鳥である。
その少年は思う、あの鳥は自身の分身であるのだと。
そう思っていると もう一羽の 別のフクロウが その少年の背中の方へと 飛んでいくのが見えた
その少年が目線を戻すと、そこに一人の少女が立っていた。
淡い朱を混じりつつも、新雪を思わせる真っ白な肌に
その肌に合わせたような、クリーム色を髪を持ち
その少女の瞳は、宝石のように綺麗な赤色をしていた。
頭部には、黄色いツバが全面に付いた布製と思わせる帽子を被り
その帽子に合う黄色いブレザーとミニスカートを履いていた。
その少年は思う、その少女は自分よりも先にこの世界に降り立った人なのだと。
そのとき、その少女はその少年へと振り返る。
一瞬目線が合い、少年は少し驚いたが、すぐに目線を離し
これから向かわねばならないと思う場所へと足を進めた。
まだ視線はこちらへと突き刺さっているが、無視して歩み去っていく少年。
しかし視線に耐え切れず、一度だけ目をそちらへと向ける。
しかしその少女はすでにその視線を自身の目の前へと向け、少女も同じく足を進めていた。
その少年は目を前へと向けると 無言で 全速力で 走っていた。
空には、その少年の授けられた一羽のフクロウが、その少年とは逆の方向へと飛び去っていく。
そのフクロウは、少し満足そうに、微笑んで見えた。
中途半端な終わり方かもしれませんが、なんとなくこのくらいでとぎった方が良いような気がして
こういう形で終わらせてしまいました。
かな~り自分でも中途半端な気はしますが、悪しからずに
それと読んでくださってる方へ一言、ありがとうございますと
エリンに住まうモノに幸有れ
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