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それはイツなのか そこがドコなのか よくはわからない。
ただ そのショウネンは シロがシハイするセカイに タタズんでいた。
年の頃は十歳くらいだろうか
その少年は、その世界を支配している白とは対照的な
よく陽に焼けた褐色の肌を、その世界の風に晒し
長く伸びた髪は後ろで結え、余ってしまった前髪を左目を隠すように垂れ流している。
その少年の髪と瞳の色は、まるで生まれたばかりの「若草」のような色をしていた。
少年は待っていた。
一度は離れてしまったその世界へと、もう一度戻るために。
その世界へと、橋渡しをしてくれるヒトを。
ソラをミアゲれば マッシロなトリが そのシロのセカイを ユウユウと トビまわっている。
ソコを トビまわるトリを ショウネンは ダマッてミツヅけていた。
ふと視線を空から降ろすと、そこには一人の女の人がいた。
どこかの民族衣装なのだろうか、その女の人は真っ黒な独特の衣装を身に纏い
銀の長い髪の毛を左右の高い位置から結わえ降ろしている。
その世界に似合うような、綺麗な白い肌をした女の人こそが
その少年が待ち続けていたその人である。
その女の人は楽しそうに優しく笑いながら、どこか悲しげに、わからないくらい悲しげに
その少年を歓迎した。
その女の人はこの世界での暮らし方のアドバイスをしようとした。
しかしその少年は一度この世界に着た事があること、そして早くあの世界に戻りたいということを
その女の人に申し立てた。
その女の人はそれを聞くと
少し俯き 少し悲しげな顔をしたが
すぐにいつもの優しい笑顔を作るとその少年をすぐに迎え入れることを承知した。
最後に その女の人は その少年に 問いてみた。
「貴方はこの世界で穏やかな生活をしたいのですか?それともまだ見ぬ地へ冒険をしたいのですか?」
少年は言う
「多分、冒険がしたい・・・じゃないかな?」
女の人は一言「わかりました」とだけ言うと 不思議な その少年が 聞いたことも無い言葉を 唱えた。
その少年はその世界に何を求め、何を望み、何を欲するのか、実はその少年自身もわかってはいない。
多分 もう一度 何もかもを捨てて 新しい 真っ白な 自分になりたかったんだと 少年は心の片隅に思う。
マタ スベテヲ ヤリナオス タメニ
なんとなく書いてみたくなって書いてみました。
駄文ではありますが、読んでくださった方に赤面しつつ、最大限の感謝を送りたいと思います。
ありがとうございました
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